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小笠原を知る

小笠原の自然と文化
 
一方、小笠原諸島は、島の成立以来、一度も大陸と陸続きになったことのない海洋島であるため、同諸島の野生動植物は独自の進化を遂げ、特異な生態系を形成しており、また、絶滅の恐れのある希少種が数多く生息するなど世界的にも貴重でかけがえのない自然の宝庫となっており、国立公園にも指定されています。さらに、2011年6月24日、世界自然遺産への登録が決定されました。昭和19年の段階で硫黄島を含む小笠原諸島には、約7,700人の島民が生活していましたが、太平洋戦争の激化に伴い同年強制疎開により、軍属を除く約7,000人の島民が本土に引き揚げました。旧島民の帰島は昭和43年の日本復帰後ようやく認められるところとなりましたが、同諸島は、このような歴史を経て、第二次世界大戦の状況を現在に伝える貴重な遺跡が多く存在しています。 また、太平洋の島々との交流などによりもたらされた文化と日本の文化が融合し、南洋おどり、小笠原民謡(ともに東京都無形文化財)等の独特の文化が存在しています。 詳しくは、小笠原村のホームページまたは、小笠原自然情報センターのホームページをご覧ください。

 

 

小笠原諸島の位置

 
小笠原諸島は、東京から南に約1,000㎞離れた太平洋上に位置する父島列島及び母島列島を中心に30余の島々で構成されており、中でも硫黄島から南西約900kmにある沖ノ鳥島は我が国最南端、硫黄島から東約1,100kmに浮かぶ南鳥島は我が国最東端に位置しています。 また、小笠原諸島周辺海域は世界有数の鯨の生息地であるため、19世紀には欧米の捕鯨船が数多く訪れるなど、同諸島は太平洋における海上交通の拠点として、世界的にも重要な地域でした。現在では我が国の排他的経済水域の約3割を確保している地域として、水産資源や鉱物資源など海洋資源全体の開発可能性を秘めた、太平洋上における経済的要衝といえます。